洋書写真集とアートブックの専門店

No. 8763
谷口昌良& 畠山直哉: 空蓮房 ー仏教と写真ー
2,500円(税込2,750円)

 
「実体は固定されない。影は固定される。」ー仏教と写真の邂逅と対話。 2006年に、谷口昌良が寺院の一角に瞑想のための空間として構えた「空蓮房」。そこで開かれた写真展示を振り返り、その活動と書かれた言葉に思いを巡らす。谷口が仏教と写真術を同時に考えて語る理由や意義を、畠山直哉によって 「翻訳」し「解釈」したものでもある本文は、いま写真芸術に最も必要とされることは何なのか、 その深化した議論を喚起するための問いかけであり、「祈り」である。 「世の中には数多の言葉や表現がある。だがその中でも、たとえ表面上は『簡単な』ものに見えたとしても、結局はこのような『簡単ではない思考』の真実に触れようとしている言葉や表現だけが、主義主張や立場の違いを超えて、また時代を越えて、語り継がれるものになっているとは思わないだろうか。その真実はまた、僕たち全員を深いところで動かしている『生の動機』あるいは『リアリティ』と呼ぶべきものに繋がっているとは、思わないだろうか。その真実を求める心の動きを、たとえば『祈り』や『たましい』と表現して、どこが間違いだろうか。」 畠山直哉 序文より(publisher’s description)176p 19x13cm ソフトカバー 2019 Japanese

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