フランス現代美術館を代表する写真家・アーティストの一人、ソフィー・カレの作品を紹介する。世界の主だった写真家を取り上げる写真叢書「Photo Poche」の英語版。（＊英語版シリーズ名「Photofile」）
ソフィー・カレは、フランスの作家、写真家、インスタレーション・アーティスト、コンセプチュアル・アーティストである。彼女の作品は、任意の制約を用いることで特徴付けられ、しばしば人間の脆弱性を描き、アイデンティティと親密さを考察している。見知らぬ人を尾行し、その私生活を調査する探偵のような能力で知られ、代表作「Suite Vénitienne」「The Hotel」「Address Book」でそれを発揮している。ヴェネチア・ビエンナーレ、ロンドンのホワイトチャペル・ギャラリー、デンマークのルイジアナ近代美術館など世界各地で大規模な展覧会を開催し、作家ポール・オースターとも親交を深めている。ガーディアン紙は彼女を「汚れた洗濯物のマルセル・デュシャン」と呼び、ブレイク・ゴプニックの「今日の最も重要なアーティスト10人」に名を連ね、ゴプニックは「カジェの作品の芸術性のなさ、それは標準の枠にはまらないこと、誰のソファにもかからないこと、それが美術館で場所を確保することに値する」と論じている。100点以上の写真とともに、ニューヨーク近代美術館写真部門のチーフ・キュレーター、クレマン・シェルーによる評論を収録。(publisher's description) 176p 19x13cm 118photo ソフトカバー 2022 English
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