洋書写真集とアートブックの専門店

No. 10208
Ricardo Bofill: La Fabrica
9,000円(税込9,900円)

 
バルセロナ出身のスペイン人建築家、リカルド・ボフィルの作品集。「ラ・ファブリカ(LA FÁBRICA)」は作者の最も象徴的な作品の一つである。元々はバルセロナの郊外に建つ荒廃したセメント工場だったが、ドライブ中に作者が偶然に発見し、1973年以降自邸として、また仕事の本拠地として、今は亡きカタルーニャ出身建築家である作者の生活の中心となった。「工場」の意を持つ「ラ・ファブリカ」は、作者が自身の独自の世界を作り出す場となった。長年の間に積もった埃と煙の下に埋もれていたコンクリートの型枠を露わにし、建造物が緑に覆われるよう手助けし、巨大なスケールと繊細かつ人間的な感性との間のバランスを細やかに調整した。「ラ・ファブリカ」は工業用建築物の再利用として最も初期の例の一つとなり、40年以上たった今なお変化し続けている。本書は2018年に「Apartamento」より出版された作品集『LA FÁBRICA』の拡張版であり、「Ricardo Bofill Taller de Arquitectura(RBTA)」により提供された貴重なアーカイブ画像と、『Apartamento』の共同創設者であり写真家、クリエイティブディレクターのナチョ・アレグレ(Nacho Alegre)が「ラ・ファブリカ」を訪れ撮影した過去十年の膨大な写真からのセレクションを収録。さらにアレグレは、2022年11月に再訪して現在の建物の状態を記録し、その写真群で本書末尾の32ページを締め括っている。それは他では見ることのできないイメージであり、作者の最も愛された作品が、深遠なる変容を遂げる瞬間をおさめたポートレートとなっている。「RBTA」のディレクターを務めるパブロ・ボフィル(Pablo Bofill)の序文に加え、バルセロナを拠点とする建築家「Arquitectura-G」とギレルモ・ロペス(Guillermo López)による作者のインタビューを収録。本対談は、『Apartamento』誌第11号に掲載されたインタビューのロングバーションである。156p 28x24cm ハードカバー 2022 English.
*4月再入荷の在庫からの発送となります。

掲載のイメージや情報は発売前のリリース情報に基づいて制作する場合があり現物と異なる際は現物を優先させて頂きます。

こちらはShelfのオンラインストアのページです。実店舗の在庫、扱い商品については店舗へ直接お問い合わせください。