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Rheims, Bettina ベッティナ・ランス

1952年、パリ生まれ。写真家のアシスタントなどを経験しながら、自らの友人たちのポートレートを発表。それが『エゴイスト』誌の目に留まりデビューした。『ヴォーグ』『フィガロ』などの雑誌で活躍。一方、ストリッパーやダンサー、売春婦たちなど社会の辺境に生きる人々へ生々しくもエレガントなタッチで迫るポートレートやヌードフォトに特徴があり、初期の写真集『フィメールトラブル』でその裸体観を集約して見せ、後に同じ手法で動物の剥製シリーズを発表し、ポートレートに生死観という奥行きがあることを示した。揺れ動く若者たちのセクシュアリティを捉えた『モダンラバーズ』は彼女の作風の白眉とされ、さらに『シャンブルクロース』ではカラー写真で豊かな背景のあるヌード写真を披露するなど、毎回異なる知的なコンセプトが盛られた写真集でファンを魅了している。(金子義則)

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