2018年にロンドンのナショナル・ギャラリーで開催された展覧会のカタログ。エド・ルシェ(1937年生)は、その60年にわたるキャリアの中で、ガソリンスタンド、高速道路、工業ビルといった現代アメリカの風景を、独特のスタイルで表現してきた。テキスト、荒々しいタイポグラフィー、商業ロゴを取り入れた多義的なイメージは、容赦なくパッケージ化された現代社会の環境を描き出し疑問を投げかけている。本カタログでは、2005年のヴェネツィア・ビエンナーレのために制作されたルシェの10点からなるインスタレーション「Course of Empire」と、1830年代に制作されたトーマス・コールの5点からなる「The Course of Empire」との対話を通し、この異質な名作それぞれについて新たな視点を提供する。ルシェの作品は、古典文明の興亡を描いたコールの壮大なビジョンとは異なり、1992年に制作されたロサンゼルスの5つのモノクロームの風景と、10年後の同じ場所のカラー写真からなり、進化する都市景観の見落とされがちな変化が、経済力とグローバリゼーション、あるいは衰退と停滞をいかに表しているかに注目させる。48p 25x31cm ハードカバー 2018 English
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