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No. 10632
Helene Binet
15,840円(税込17,424円)

 
建築写真を長年撮り続けるスイス人女性写真家エレーヌ・ビネの決定版モノグラフ。

エレーヌ・ビネは40年間にわたり現代建築と歴史的建築の両方を撮影してきた。本書は彼女の作品の完全なモノグラフであり、2つの広範な批評エッセイを収録している。マルコ・イリアーノによるエッセイでは、エレーヌ・ビネがイタリアの漁村スペルロンガとローマで過ごした幼少期から、建築写真家ルシアン・エルヴェとの初期の「出会い」を経て、ダニエル・リベスキンド、ジョン・ヘイドゥクとのコラボレーション、ザハ・ハディッドと出会ったロンドンの建築協会(AA)でのつながりなど、 彼女のバックグラウンドについて詳述し、ビネの写真へのアプローチ、プロセス、アーカイブを詳しく紹介している。マルティーノ・スティエリは、ビネの作品を建築写真の概念的枠組みの中に設定し、建築写真が建物や空間の目録なのか、二次元画像への翻訳なのか、あるいはむしろそれ自体が画像なのか、元の物体や現象にゆるやかに関連する人工物なのかを論じている。この文脈の中でスティエルリは、ビネの作品は2つの強迫観念の間で揺れ動くようだと論じている。すなわち、空間現象をイメージの2次元空間に翻訳したいという願望と、表面上の光の変調を明確に表現したいという探求である。この2つのエッセイに続くビネの作品カタログは、著者と写真家の対話を通して浮かび上がった、ビネが繰り返し取り上げるテーマで構成されている(publisher's description) 160p 28x24cm 173photoハードカバー 2024 English

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