ドイツ人画家、ゲルハルト・リヒター(Gerhard Richter)の作品集。「SEPTEMBER」は2001年に起きたアメリカ同時多発テロ事件 – 9.11 に応じ、2005年に作者が制作した作品である。本書はアメリカ人学者兼キュレーターのロバート・ストー(Robert Storr)が現代世界史の中で最も重要な出来事を、たった一つの小さな抽象的な描写でアーティストが描く意味を問う。作者のクリエーションに対しての学識ある分析に加え、ストーの論文は第二次世界大戦中の爆撃を描いたものから西ドイツのテロリスト、ドイツ赤軍を描いた物議を醸した作品「October 18,1977」(1988)と、作者のテロ、殺人、暴力と戦争をテーマとした全作品に洞察に満ちた研究を用いて表面化する。2009年に「SEPTEMBER」はニューヨーク近代美術館(MoMA)へ作品を寄贈。貢献することの価値を作るには、一線で活躍するアーティストによる偉大な作品を理解する必要がある。本書はどのように極めて重要なペインティングとその解釈が現在の世界の深刻な問題の複雑さを捉えることができるのかを論証する。本書は、2011年に「TATE PUBLISHING」より刊行された英語版。96p 22×18cm ソフトカバー 2011 English.
掲載のイメージや情報は発売前のリリース情報に基づいて制作する場合があり現物と異なる際は現物を優先させて頂きます。
こちらはShelfのオンラインストアのページです。実店舗の在庫、扱い商品については店舗へ直接お問い合わせください。