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No. p2538
羽永光利 一〇〇〇(古書)
2,000円(税込2,200円)

 
羽永光利は1950年代後半から1980年代後半にかけて日本の社会が大きく移り変わりゆく時代を潜り抜け、その生涯をかけて凡そ10万カットもの写真を残した。戦後の高度成長の一方で日本が様々な矛盾と社会問題を抱える時代において、羽永は弱者 や辺境の人々の視点から、社会運動、学園闘争、公害問題、街頭や酒場での若者達、暗黒舞踏やアングラ演劇、そして当時まともには相手にされなかった前衛芸術など多岐に渡る現場で記録し続けた。これらの様々な現場で一貫して至近距離で供走し続けた作風は羽永以外にない。近年になって、その膨大な写真群の全貌が明らかになるにつれ、羽永の存在は単に「時代の目撃者」や「カメラマン」というだけでなく、パフォーマンス・ アートの文脈から「現場に介入し撮影を繰り返すラディカルな行為そのものが羽永光利の芸術ではないか」と国内外で注目を集めている。本書はプリントがほとんど残されていなかった羽永のネガを2013年よりスキャンして調査を始め選定し、出来るだけ時系列で配置、事実関係は日英文のデータを添え、さらには同時期の年表、黒ダライ児に寄るテキストも加える。1024p 15x11cm ソフトカバー 2017 Eng/Jap

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