洋書写真集とアートブックの専門店

新着商品

  • 11290
    Robert Frank: Mary’s Book
    1949年、パリに滞在していたフランクが、当時のガールフレンドであったアーティストのメアリー・フランクのために制作した写真集のファクシミリ版。手書きのメモや手抜きの版画で埋め尽くされた一連のページを再現している。この写真集は、フランクにとって重要な本作りの練習となり、20世紀で最も影響力のあるフォトブックのひとつ『アメリカ人』(1958年)につながる、彼の芸術的ビジョンの成熟を示している。
    9,500円(税込10,450円)
  • 11291
    Todd Hido: Intimate Distance (Revised and Expanded Edition)(ご予約)
    風景や郊外の住宅を撮影しディテールと光り輝く色彩を駆使することで知られるアメリカの写真家、トッド・ハイドの30年間の作品をまとめた回顧写真集。2016年に出版された同名タイトルに新たに改訂・増補されたこの写真集の中には、アイスランド、ノルウェー、日本への旅で撮影された息をのむような新しい写真も含まれ、外観から内面へ、表面的な観察から潜在意識の探求へ、風景からヌードへ、アメリカ国内から海外まで、写真家の焦点が時間とともにどのように発展し、変化してきたかを明らかにする。
    12,600円(税込13,860円)
  • 11292
    Ralph Gibson: Photographs 1960–2024
    ヌードやポートレート、静物などジャンルを越えて作品を生み出す写真家ラルフ・ギブソンの作品集。本書は、ギブソンとの緊密な協働のもと制作された、60年以上にわたる創作の集大成である。
    15,690円(税込17,259円)
  • 11200
    Richard Misrach: Cargo
    COVID-19の大流行により国際貿易のネットワークがほぼ停止したかに見えた最中、リチャード・ミズラックはカリフォルニア州オークランド港を行き来する貨物船の写真を何千枚も撮り始めた。貨物船は、海、空、大気の広大で豊かな色彩の合流点の中で、微小でありながら堅固な存在として時を止めているように見える。ミズラックのイメージは海上交易路の近年の崩壊と緩慢な回復、気候災害の時代における人間と自然環境の対峙、そして海洋芸術の豊かな系譜といった複数の歴史なぞる。
    16,670円(税込18,337円)
  • 11254
    Elliott Erwitt: Last Laughs
    エリオット・アーウィットは、なんでもない日常の中に潜む特別な瞬間を捉える達人だった。スターであれ、通りすがりの見知らぬ人であれ、人間でも犬でも、彼のレンズを通して世界を見るとき、そこにはいつも独特のユーモアが添えられていた。最後に自ら編集した本書には、彼らしいウィットが、白黒の写真にそっと刻まれている。
    14,600円(税込16,060円)
  • 11284
    Karel Martens: Calendar 2026. Every Day is a New Day(ご予約)
    オランダのグラフィックデザイナー、カレル・マルテンスによる2026年の日めくりカレンダー。マルテンスは1年の各日ごとにユニークなアレンジメントを作成した。見つけた金属型から活版印刷のモノプリントを印刷するという彼の特徴である手法を用いて構成したものを、さらに合計365点のコンポジションになるようデジタル化して作り上げられた。毎日が新しい日だ!
    5,000円(税込5,500円)
  • 11285
    Karel Martens: 12 Postcards(ご予約)
    アムステルダムのステデリック美術館で開催されたカレル・マルテンスの初めての大規模回顧展に伴って制作された美しいポストカードセット。12枚のポストカードとタイトルカードの計13枚が封筒に収められている。
    3,300円(税込3,630円)
  • 11280
    都築響一 Kyoichi Tsuzuki: Happy Victims(サイン本)
    都築響一の代表的写真集の1つ『着倒れ方丈記 HAPPY VICTIMS』(2008年)の海外出版社による復刻新装版。1999年4月から2006年8月まで計87回にわたる『流行通信』誌での連載をまとめたオリジナル版とは装丁を変え、掲載画像も新たに著者自身で調整が施されたリマスター版となっている。個別のファッションブランドの熱狂的コレクターを彼らの自室で撮影した、今の時代には再現することが困難なプロジェクトの全貌が収められている。
    12,500円(税込13,750円)
  • 11263
    佐内正史/ 岡野大嗣: あなたに犬がそばにいた夏(サイン本)
    「東京から黄色い車でやってきた」写真家・佐内正史と大阪生まれの歌人・岡野大嗣がともに歩いた2つの夏。景色が先に浮かぶとき、たぶんそれは本当の記憶̶̶。2023年と24年の夏の大阪、2年をかけてつくった短歌102首と写真42枚を収録。造本は180度本が開くコデックス装で写真と短歌が美しく展開される。
    1,900円(税込2,090円)
  • 11160
    Sofia Coppola: The Important Flowers Planner 2026(ご予約)
    アメリカ人映画監督でプロデューサー、脚本家、女優、ファッションデザイナーであるソフィア・コッポラの2026年スケジュール・ブック。本作は、作者の日記帳を模した華やかな作りになっている。月間・週間スケジュール、TODOメモ、ノート、ホテル・レストラン・映画・本のウィッシュリスト、作者の手書きメモなどが収録され、2色のリボンが綴じ込まれている。
    6,000円(税込6,600円)
  • 11145
    Redstone Diary 2026: Imagining
    1988年の創刊以来、ロンドンのジュリアン・ローゼンスタインがその年のテーマを決めて世界中の幅広い年代の作家やアーティストの作品をキュレーションして編集を続けるレッドストーン・ダイアリーの2026年版。今回は「想像」をテーマに古今東西のアーティストや作家から集められた写真、絵画、詩が1年間のダイアリーを彩る。
    3,600円(税込3,960円)
  • 11180
    The Face Magazine: Culture Shift
    1980年に創刊されたイギリスのユース・カルチャー&スタイル誌『THE FACE』の歴史を辿る作品集。2025年2月から5月までロンドンのナショナル・ポートレート・ギャラリーで開催された展覧会に伴い刊行された。本作は、この分野における創造性や文化的な景色を形作ってきた先駆的な存在である同誌を紹介し、そこから発信された象徴的なファッション・イメージやポートレイトを讃える一冊である。
    11,950円(税込13,145円)
  • 11146
    Wolfgang Tillmans: Things matter, Dinge zahlen
    ヴォルフガング・ティルマンスが、ドイツ・ドレスデンのアルベルティヌム美術館での展覧会「Weltraum」に際して制作したユニークなアーティストブック。アルベルティヌム美術館の1987年のカタログからの抜粋と、ティルマンスが2003年にテート・ブリテンで展覧会を開催した際に制作したカタログ『If one thing matters, everything matters』を絡め、絶版となっていたこの2タイトルの復活とともに、自身の芸術的出発点を振り返り、その美学的、社会的な今日的意味を分析する対談を収録。
    7,500円(税込8,250円)
  • 11282
    Mitch Epstein: American Nature
    本書は、アメリカを代表する写真家による20年にわたる旅の集大成であり、現在という重大な局面にあるこの国の政治的ポートレートであると同時に、破滅的な未来への警鐘でもある。トリノでの展覧会開催にあわせて出版され、彼の近年の3つのプロジェクトから選ばれた写真を収めている。
    7,850円(税込8,635円)
  • 11184
    尾仲浩二: Tin Roof & Chimney トタンと煙突(サイン本)
    「時代から取り残された炭鉱の街で生まれたからか錆びたトタン屋根や無用になった 煙突に惹かれる。 さらに時が流れ、今では地方の駅前から食堂や旅館がなくなり、商店街はシャッター が閉まり、児童公園からは子供の姿が消えた。 それでも列車を降り、車窓から遠くに見えた煙突に向かって歩き出せば、街にひっそ りと残った記憶のかけらが僕にシャッターを押せよと言ってくるのです。」(あとが きより)前作「Have a Break」から4年。2001年から2005年に訪れた北海道から鹿児 島までのたくさんの旅。
    6,000円(税込6,600円)
  • 11283
    Man Ray: Liberating Photography
    マン・レイ(1890–1976)は、自らの時代に生きながら、その先を行く人物だった。Photo Elyséeでの展覧会に合わせ、またアンドレ・ブルトンの『シュルレアリスト宣言』発表から100年の節目に刊行された本書では、主に1920〜30年代のマン・レイによる150点以上のポートレートを収録。
    9,430円(税込10,373円)
  • 11261
    Luigi Ghirri: MUT 6 | Between the Lines
    イタリアのカラー写真界のパイオニアでもあるルイジ・ギッリの作品集。イタリアのタイルブランド「ムティーナ」「Casa Mutina Milano」で開催した展覧会に伴い刊行。作品や展覧会風景に加え、キュレーターによるエッセイや考察、アーティストへのインタビューが収録されている。ギッリの写真は、示唆的でありながらも革新的な形で現実を見つめる方法を我々にもたらしてくれる。
    7,500円(税込8,250円)
  • 11260
    Robert Adams: MUT 10 | Compositions of Earth
    アメリカ人写真家、ロバート・アダムスの作品集。2024年11月から2025年3月にかけてイタリアの「Casa Mutina Milano」で開催した展覧会に伴い刊行。ロバート・アダムスが自身のレンズを通して詩的に捉えたアメリカの辺境の地とその変容を写し出し、親密かつ深遠な作者のまなざしを通して、荒涼たるアメリカ西部に光を当て、本質的かつ叙情的、また無二の存在感を出すポートレイトを生み出してきた作者が探る主たるテーマを紹介する。
    7,500円(税込8,250円)
  • 11156
    Ola Rindal: Stains & Ashes(サイン本)
    ノルウェー人フォトグラファー、オラ・リンダルの作品集。日常的に過ごす中で生まれる染み、ひび割れ、欠け。しばしば無視されてしまいがちなこのような要素を探り、彫刻、穴、ドローイングへと姿を変える。本書は、日常が思考の機会となっていく「宇宙」へと我々を誘う。完璧な鮮明さを求めず、距離や、現実を完全に把握することへの無力さを表現すべく、にじみ、ボケ、ぼかしや抽象性を受け入れ、用いる。それは、薄れゆく記憶や潜在意識の断片のようである。
    8,000円(税込8,800円)
  • 11281
    川島小鳥: サランラン
    「とても寂しくて、寂しかったから自由で、すごく寒かったけど、すべてが暖かかった」
    秋から冬、ソウル。次の春が来るまでの7ヶ月間。そこで触れた夜の街、澄んだ空気、漢江、寂しさ、ひしめく情熱、出会った人たち。ひとり研ぎ澄まされて歩いた街がだんだん馴染んで、すこし優しくなっていく。 凝縮と解放の写真たちが集まった一冊。
    4,400円(税込4,840円)
  • 10689
    Joel Sternfeld: Nags Head
    ジョエル・スターンフェルドが過去50年にわたる彼の作品における色彩理論のルーツ と進化を明らかにする2つシリーズ。1975年の夏、ナグスヘッドの海辺の町で撮影し た作品。その後クイーンズのロッカウェイ・ビーチで撮影した砂浜、アパート、空の 色彩が一体となった風景。その後、スターンフェルドの大作『American Prospects』 の色彩構造へとつながっていく基礎となった作品群を収録。
    12,710円(税込13,981円)
  • 11108
    Crafted World: Jonathan Anderson’s LOEWE
    ロエベのクリエイティブ ディレクターを務めたジョナサン・アンダーソンの10年の在職期間を記念する大判モノグラフ『Crafted World: Jonathan Anderson’s LOEWE』。10年にわたるジョナサン・アンダーソンのコレクションとカルチャープロジェクトの数々をビジュアルとともに回顧する本書。デビューを飾った2015春夏ウィメンズショーから2025春夏メンズショーまで、ロエベのクリエイティブ ディレクター在職中のハイライトを紹介している。
    51,000円(税込56,100円)
  • 11121
    Romain Laprade: Distances vol.III
    フランス人フォトグラファー、ロマン・ラプラードの『DISTANCES』シリーズの第3作目。長年にわたり撮影されてきた写真をまとめた連作であり、モダニズム建築やブルータリズム建築、つかの間に落ちる影、見落とされがちな空間に対する関心が形になった作品である。太陽に照らされた海岸線、見渡す限り広がる砂漠、そして人知れず静寂を守る街の片隅を歩きながら、本作は大陸を渡り、構造と静けさとの間に生じている繊細な関係を写し出している。
    7,500円(税込8,250円)
  • 11164
    Vincent Ferrane: Celestial
    フランス人フォトグラファー、ヴァンサン・フェラーネの作品集。 作者は視覚がもたらす情報処理というものに着目して制作に挑み、その作品によって生じる叙情的な効果を探る。このプロジェクトは、コントーションの練習前のウォーミングアップの際にポーズを取った身体を用いている。
    6,000円(税込6,600円)
  • 11122
    ノーマン・パーキンソンのヴォーグ黄金時代
    ファッション写真を変えた男、ノーマン・パーキンソン没後35周年記念として出版された、1930年代から1980年代初頭までノーマン・パーキンソンが『ヴォーグ』に寄稿した作品のみで構成した初の書籍『STYLE : Photographs for Vogue』の日本版。掲載写真の大半はオリジナルのヴィンテージプリント、またはネガからのニュープリントからセレクトされており、構図、色使い、メタファーの差し込みなどすべてのページがインスピレーションに満ちている。
    7,000円(税込7,700円)
  • 11187
    Inge Grongnard: Eyes
    マルタンマルジェラや「アントワープの6人」の仲間として知られ、バレンシアガや ヴェトモンと協働するベルギー人メイクアップアーティスト、インゲ・グロニャール の、グラーツ美術館による展示企画に付随して出版された写真集。イメージは目だけ に焦点を当て、孤立した被写体として強調し、構図、色彩、質感の場として強調しな がら、感情と深みを伝える能力を保持している。目を孤立させることで、より大きな 美的文脈の中の補助的な要素ではなく独立した視覚言語としてのメイクアップに注目させる。
    3,800円(税込4,180円)
  • 11120
    Sofia Coppola/ Corinne Day: The Virgin Suicides
    ソフィア・コッポラ初の長編映画監督作品「ヴァージン・スーサイズ」公開から25周年を記念して刊行された一作。当時コリーヌ・デイが撮影したネガフィルムをソフィアが編集し、リズボン家の姉妹と彼女たちが過ごす郊外の虚飾が描く謎めいた舞台に、魅惑的でありながらこれまでにない洞察を与えている。作者のセットが魅せるみずみずしく豊かな神秘性が、若き俳優陣の撮影中やその合間の姿にも表れ、彼らの自然なままの姿勢や物思いにふける表情から、撮影現場において共に作品を作っているという密な環境、関係性が反映されているのがわかる。
    10,000円(税込11,000円)
  • 10341
    Sofia Coppola: Archive
    アメリカ人映画監督でプロデューサー、脚本家、女優、ファッションデザイナーであるソフィア・コッポラの作品集。自らの映画界におけるキャリアのすべてを網羅し た、作者にとって初のアートブックとして刊行された本書は、初期の草稿、参考資料のコラージュ、影響を受けたもの、注釈付きの脚本、未公開の舞台裏の記録など、作者の個人的な写真とエフェメラのコレクションで構成され、これまでに手がけた8作品すべてが詳細に解説されている。
    14,000円(税込15,400円)
  • 11096
    深瀬昌久/Masahisa Fukase: 洋子
    深瀬作品を代表し決定づけるシリーズとして位置づけられながら長らく絶版だった深瀬昌久著『洋子』(朝日ソノラマ写真選書8)を約半世紀ぶりに刊行。原版のすべての写真と文章が収録されている。深瀬と洋子は1963年に出会い、64年に結婚。さまざまな場所を舞台に撮影が重ねられ、その写真群は1964年から1976年にかけて『カメラ毎日』誌上で間欠的に発表された。あらためて『洋子』において、深瀬が写したものは何であったか。戦後世代が負う時代精神を背景に、写真の本質的な問いであり可能性でもある二人の関係性を見つめる一冊。
    6,500円(税込7,150円)
  • 11100
    森山大道: DAIDO SLIDE [LEFT]
    1999年にサンフランシスコ近代美術館で開催された「Daido Moriyama: Stray Dog」展でスライド上映されたフィルムが、四半世紀の時を経て発見されたことをきっかけに制作された写真集。この展覧会はその後、欧米を巡回し森山大道が世界の舞台に向けて歩み出す契機となった。本書には当時森山大道が自作を選び、スライドフィルムに焼き付けた140点の作品に加え、世界の第一線のキュレーター4名が森山との出会いについて綴ったエピソードや、森山自身が当時を振り返った貴重な談話も収録。
    9,000円(税込9,900円)
  • 11101
    森山大道: DAIDO SLIDE [RIGHT]
    1999年にサンフランシスコ近代美術館で開催された「Daido Moriyama: Stray Dog」展でスライド上映されたフィルムが、四半世紀の時を経て発見されたことをきっかけに制作された写真集。この展覧会はその後、欧米を巡回し森山大道が世界の舞台に向けて歩み出す契機となった。本書には当時森山大道が自作を選び、スライドフィルムに焼き付けた140点の作品に加え、世界の第一線のキュレーター4名が森山との出会いについて綴ったエピソードや、森山自身が当時を振り返った貴重な談話も収録。
    9,000円(税込9,900円)
  • 11268
    MORE THAN ONE WORLD New Japanese Photography 50 Years On
    1974年にニューヨーク近代美術館で開催された「New Japanese Photography」展から50年。日本の写真は世界からどのように見られてきたのか? なにが見過ごされたのか? 新たな対話をひらく一冊となることを願って出版された。ジョン・シャーカフスキーと山岸章二による当時の図録序文を巻頭に配し、国内外のキュレーターや批評家、研究者などによる15本のテキストと「T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO 2024」の各展示風景・図版を収録。
    3,000円(税込3,300円)
  • 11118
    長沢慎一郎: Mary Had a Little Lamb
    2008年から小笠原に通いつづけ、島の人々や場所との交流を深めるなかで、第二次世界大戦後の米軍占領期間の影響や痕跡に目を向けるようになった長沢慎一郎。「米軍占領下の父島には『メリーさんの羊』と名付けられた核弾頭が配備されていた」アメリカの童謡に由来する名をもつ核弾頭がこの島に存在したとされることを告げ、山中の壕の内部へとカメラは歩を進める。ある壕の奥、もうひとつの壕が現れた。ないはずの核が置かれた場所。今はそれが不在である空間を写した写真は、失われた時間と記憶の圧倒されるような量感を湛えている。
    6,000円(税込6,600円)
  • 11059
    Robert Frank: Hope Makes Visions
    ロバート・フランク同名写真展に伴い刊行された写真集。写真家であり映像作家でもある作者が、多岐にわたるカメラやプリント方法、表現媒体を用いて試行錯誤した、その制作プロセスを詳しく紹介する。1955年から2016年までに作られたもののうち、あまり世に知られていない写真作品、コラージュ作品、スケッチ、構想模型(マケット)から抜粋したものを掲載。その作品群を追うことで、キャリアを通じて自身の発展と実験的な制作に対して捧げた様子を垣間見ることができ、新たなロバート・フランク像が浮き上がらせる。
    8,200円(税込9,020円)
  • 10797
    都築響一 Kyoichi Tsuzuki: Tokyo Style
    日本人作家、編集者、写真家である都築響一のカルト的人気を誇る名著『Tokyo Style』が、初版の刊行から30年以上の時を経て新版として蘇る。本当の意味で人が住まう東京の住居を、ごく親密な距離からありのままに写し出す初版の贅沢なページ構成はそのままに、装丁を一新して新版を制作。本作のアイコニックなイメージのセレクションが並んだ後には、作者が新たに書き下ろしたあとがきが添えられ、豊かな自己表現をなすアナログ世界を捉えた作品群が喚起するノスタルジアに光を当てては締め括られる。
    15,000円(税込16,500円)
  • 11166
    Paolo Roversi
    ファッション写真界の重鎮、パオロ・ロヴェルシのパリでの展覧会(2024年3〜7月ガリエラ宮パリ市立モード美術館)カタログの英語版。本書はロヴェルシ本人と密接に協力しながら構想・制作され、彼のアーカイブをもとに、これまで未公開だった作品を含む多くのオリジナルプリントを収録。
    13,470円(税込14,817円)
  • 11117
    川内倫子 Rinko Kawauchi: M/E
    タイトルとなる「M/E」は、「母(Mother)」と「地球(Earth)」の頭文字であり、続けて読むと「母なる大地(Mother Earth)」、そして「私(Me)」という意味が込められています。本作は、自然と向き合いながらも自身の視座を獲得した『あめつち』『Halo』の先にある、自然と人間のつながりという原点に立ち返り、激動の時代の中でも世界を見つめ直した川内による最新作。
    6,500円(税込7,150円)
  • 10989
    Jil Sander By Jil Sander
    世界的なブックデザイナー、イルマ・ボームが、ジル・サンダー自身と密に協力してデザインした公式の回顧録。ジル・サンダーの最高品質の素材を使い、詩的な純粋さを追求する洗練された職人技によるミニマリズムの美学を実現するためのデザインと製作が、この美しい本にも反映されている。1960年代にスタートしファッション界で最も権威あるブランドになるまでの豊富なアーカイブ資料が収められ、公に姿を見せることが少ない彼女の人生が垣間見ることができ、サンダーのキャリアのすべてが織り込まれている。
    23,000円(税込25,300円)
  • 11136
    Cig Harvey: Emerald Drifters
    写真家シグ・ハーヴェイは、光、顔料、視覚の儚い性質に焦点を当て、感覚体験の個 人的な研究を続けている。最新の写真は、彼女の特徴的な被写体である植物、ケー キ、家庭のインテリア、風景の中の人物のみずみずしいタブローであり、彼女の活気 に満ちた親密なスタイルで書かれた、色の科学と芸術に関する散文的なヴィネットが 添えられている。受賞歴のある小説家であり詩人でもあるオーシャン・ヴオンによる あとがきを収録した本書は、喜びと傷心のカタログであり「生きることへの緊急の呼 びかけ」でもある。
    10,550円(税込11,605円)
  • 11115
    Paolo Roversi(Photofile)
    有名なファッション写真家パオロ・ロヴェルシの作品を紹介するコンパクトで美しく仕上げられた写真集。ロヴェルシは、大判ポラロイドフィルムを使って、儚さ、脆弱さ、ロマン主義を捉えた美しい画像で知られている。彼は、印象的なモノクロや慎重に色彩を調整したカラーで作品を制作し、世界のトップスーパーモデルやデザイナーと定期的にコラボレーションしており、多くの有名なファッション雑誌や国際的な広告キャンペーンの撮影を手掛けている。ロヴェルシのキャリアを通じての代表的な作品を一堂に集める。
    3,430円(税込3,773円)
  • 11186
    Michael Brodie: Failing
    本作は目覚めであり、現実との対峙だ。愛と失恋、喪失と悲嘆に彩られた10年を記録した、剥き出しで痛みを孕んだ、そして真実に迫ろうとする写真日記。まるで聖書のようなスケールで、意味と真理を求める旅。これはアメリカン・ドリームの裏側を内側から見た物語。
    15,800円(税込17,380円)
  • 11005
    Katrien De Blauwer: Old Sweater Gets New Uses
    ベルギー出身のアーティスト、カトリアン・デ・ブラウワーの待望の新刊。3つの家、3人の女性、そして3つの寝室の物語。探し集めたイメージをコラージュし既存のものに新たなストーリー性が与える作品は観る者を魅了し、ファッションブランド、ジル・サンダーのイメージ制作などにも起用されている。
    9,000円(税込9,900円)
  • 11287
    Edward Weston: The Flame of Recognition
    オリジナルの出版から60年を経た今も、20世紀の象徴的人物の心、人生、作品について比類なき洞察を提供し続けるエドワード・ウェストンの写真集の復刊。ポートレートやヌードから風景や静物まで、ウェストンの代表作を網羅している。
    7,840円(税込8,624円)
  • 11000
    佐内正史: 写真がいってかえってきた(サイン本)
    松本市のホテルからの風景、江島の夕方の海、日本アルプスサラダ街道、汗を流して歩く2024東京の暑い夏・・・。「私がどこかへ行って帰ってきたんじゃなくて、写真がどこかへ行って帰ってきた。」-佐内正史 2008年に佐内自身が立ち上げた独自写真集レーベル「対照」の17作目の写真集。保坂和志のエッセイ「シロちゃんと見た風景」収録。
    3,500円(税込3,850円)
  • 11181
    Campania: Recipes & Wonderings
    スペインの出版社APARTAMENTOと、名門ホテルやリゾート、豪華列車、クルーズ、レストランなどを展開するベルモンドによる共同刊行シリーズの第三弾。世界各地で織りなす食のコミュニティに向けた特別な旅へと誘う。南アフリカ、ケープタウン出身のフォトグラファーであるレア・コロンボによる写真が、「世界一美しい海岸」と称されるイタリア南部のアマルフィ海岸一帯を美しいテクニカラーのいきいきとした鮮やかなポートレイトで描いている。
    9,500円(税込10,450円)
  • 10827
    Alec Soth: Advice for Young Artists(サイン入り)
    アレック・ソスが2022年から2024年にかけてアメリカ全土の25の大学の美術学部を訪問し制作した作品から構成される写真集。教室を想起させる形式的な習作から、より乱暴な自己表現作品まで、曖昧な演出、発見された形態、叙情的なポートレートが、ポストイットに書き込まれた格言の引用や未完成の信条とともに散りばめられている。ソス自身も生徒たちの中に時折現れ、あやしげな賢者として彼らの中にいる。 『Broken Manual』のコンセプトを思い起こさせるこの作品は、あえて説明書的な フォーマットを用いている。
    10,800円(税込11,880円)
  • 6276
    Danny Lyon: The Bikeriders
    アメリカを代表するドキュメンタリー写真家ダニー・ライアン の1968年の代表作『Bikeriders』の久しぶりの再刊。1963年から1967年にかけて自ら「シカゴ・アウトロー・モータサイクル・クラブ」のメンバーとなり、ローライフレックスとニコンFとテープレコーダーを担いで撮った写真作品とインタビュー。
    7,600円(税込8,360円)
  • 11161
    Elliott Erwitt: Personal Best
    ニューヨークの伝説的写真家、エリオット・アーウィットが自身でベストと考える写 真をセレクトしたベストセラー回顧写真集の改訂版。アーウィットの写真は20世紀の ヴィジュアル・ヒストリーを形成し、21世紀にも影響を与え続けている。彼の作品は 長年に渡って世界のあちこちで撮影されテーマも多岐にわたるが、常に一目でそれと わかる。彼の独創的なヴィジョンは、決して人工的な印象を与えることなく、真の芸 術性を物語っている。
    6,640円(税込7,304円)
  • 8208
    プロヴォーク 復刻版 全三巻/ PROVOKE Complete Reprint of 3 Volumes
    多木浩二、中平卓馬、高梨豊、岡田隆彦、(後に森山大道)を同人として1968年に創刊された伝説の写真雑誌『プロヴォーク』の完全復刻版。オリジナルの三冊から原稿データを抽出し、写真イメージを忠実に再現。またオリジナルに収録されている文章は英語と中国語に翻訳し、別冊として刊行。
    8,000円(税込8,800円)
  • 10726
    志賀理江子/ Lieko Shiga: Tate Photography
    志賀理江子は、神秘的な風景やインテリアに囲まれた親密なポートレートを制作し、個人的な体験と壮大な神話を融合させ、超現実的で幻想的なイメージを生み出している。本書では、2011年の津波の前後、日本の北釜を撮影したシリーズ「螺旋海岸」(2008-12年)に焦点を当て、その土地と人々の精神と歴史を写し出す。
    3,000円(税込3,300円)
  • 10668
    Michael Kenna: Japan | A Love Story
    風景写真の世界的第一人者マイケル・ケンナによる日本の風景写真を100点収録した豪華なモノグラフ。東京、ロサンゼルス、ロンを巡回する個展に伴い5000部限定で刊行され、今回初公開の作品も多く含む。何年にもわたって日本を撮り続けてきたマイケル・ケンナが日本へのオマージュとしてまとめあげた美しい装丁、印刷の写真集。
    13,000円(税込14,300円)
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    Michael Kenna: Venice
    風景写真の第一人者マイケル・ケンナによるヴェネツィアの写真集。その多くはオリジナルのプリントと同じフォーマットで再現されている。彼のレンズは、霧に包まれた礼拝堂や屋根裏部屋、鐘楼の上空に落ちる流れ星、宮殿のアーチ、洗濯物の糸、ゴンドラの船首、橋、庭の彫像、黒いラグーンから現れる曲がった柱など、さまざまな対象を捉え、数時間にも及ぶ長時間露光により隠れたディテールが浮かび上がらせる。ケンナの写真は、光、影、反射を巧みに操り、ヴェネツィアの詩的な強度を映し出している。
    11,300円(税込12,430円)
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    Yorgos Lanthimos: Dear God, the Parthenon is still broken
    ヨルゴス・ランティモス監督の映画「哀れなるものたち」の写真集。ギリシャとアイスランドを拠点とする出版社による本書はブックデザインも自社によるもの。表紙クロスにシルクスクリーンを施した糸かがり綴じ製本で、効果的な観音開きのページ、さまざまな紙の種類やサイズを組み合わせたブックデザインは、映画同様に没入感のある1冊に仕上がっている。
    12,000円(税込13,200円)
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    Diana Markosian: Father
    アルメニア人ドキュメンタリー写真家・ダイアナ・マルコシアンによる作品集。ドキュメンタリー写真、家族のスナップショット、テキスト、ビジュアル・エフェメラを通して疎遠と再会を描いた、人を惹きつける親しみに溢れた日記的描写による作品。
    SOLD OUT
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    David Bailey: Eighties
    1980年代、ファッションは強いメッセージを発信しようとしていた。そしてその記録者として完璧だったのが、伝説的なイギリス人ファッション写真家デヴィッド・ベイリーだった。本書は、ベイリーがVogue Italia、Vogue Paris、Tatlerなど数多くの雑誌に残した、時代を象徴するファッション写真を集めた一冊。
    SOLD OUT
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    Mapplethorpe/ Von Gloeden: Beauty and Desire
    本書は、20世紀写真界の最重要人物の一人であるロバート・メイプルソープに敬意を表し、ウィルヘルム・フォン・グレーデンやアリナーリ兄弟との前例のない比較を通じて彼の作品に光を当てている。時に精緻で、時に詩的なこの比較は、共通するテーマの反復を浮かび上がらせる。
    SOLD OUT