日本の戦後写真における転換期となった1960年代末から70年代半ばにかけて、実作と理論の両面において大きな足跡を記した写真家である中平卓馬。2015年に死去して以降もその仕事への関心が国内外で高まり続ける中平の仕事をていねいにたどり、その展開を再検証した東京国立近代美術館での展覧会(2024年2月6日〜4月7日)の公式カタログ。会期終了間際の刊行となったにもかかわらず即完売したカタログの表紙デザインを一部変更し10点の掲載図版への解説文を加えた「再販版」。第1章 来るべき言葉のために(コラム1 東松照明と多木浩二、コラム2 反復するイメージ)、第2章 風景・都市・サーキュレーション(コラム3 「風景論」と『映画批評』、コラム4 中平卓馬と美術)、第3章 植物図鑑・氾濫(コラム5 中平卓馬と『朝日ジャーナル』、コラム6 1973年、知覚異常の経験)、第4章 島々・街路(コラム7 中平卓馬による写真家論)、第5章 写真原点(コラム8 人物写真の変化について)、第6章 展示会場風景、第7章 テキスト[マシュー・S・ウィトコフスキー(シカゴ美術館写真・メディア部門リチャード&エレン・サンダー・チェア兼キュレーターおよび同館戦略的アート・イニシアティブ担当ヴァイス・プレジデント )「中平のサーキュレーション」、八角聡仁(批評家)「写真あるいは時の陥没——中平卓馬《デカラージュ(Décalage)》をめぐって」、倉石信乃(明治大学教授、写真史)「中平卓馬『記録日記 一九七八年』について」]、第8章 資料篇 496p A4変形 ソフトカバー 2024 Japanese
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