ロンドンのサーチ・ギャラリーで開催された、エドワード・バーティンスキー史上最大かつ最も網羅的な展覧会にあわせて刊行された。彼の45年にわたるキャリアを通して取り組んできた主要テーマと代表作を深く掘り下げている。収録された印象的な写真に加えて、美術史家サイモン・シャーマによるテキストでは「芸術は世界を救えるのか?」という問いを通じてバーティンスキーの作品を読み解いている。また、カナダ国立美術館の元館長であるキュレーターのマーク・メイヤーは、技術者、報道者、そして芸術家としての写真家の歩みを概観している。本書では、バーティンスキーの創作における二面性が浮かび上がる。巨大な採掘の現場を正確かつ綿密に記録する一方で、産業によって変貌した風景を抽象的な美へと昇華させる力がある。農業、製造業、インフラ、廃棄物といった、彼の作品に繰り返し登場する重要なモチーフも幅広く紹介されている。130点以上のカラー図版に加え、「プロセス・アーカイブ」と題した特別セクションも収録。これまで未公開だった舞台裏の写真を通して、地上や空中で撮影に臨むバーティンスキーの姿が垣間見える。アナログの大判カメラから、21世紀の高解像度デジタル技術、さらにはフォトグラメトリや拡張現実に至るまで、写真というメディアの進化とともに歩んできた彼の軌跡を辿ることができる。(publisher's description)240p 30x23cm ハードカバー English
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