プラハの春を撮った写真でロバート・キャパ・ゴールドメダルを匿名で受賞、その後西側に亡命しマグナムフォトに所属したチェコスロヴァキア出身の写真家ジョセフ・クーデルカが、フランスのDATAR（国土整備・地方の魅力省庁間庁）のフォト・ミッションとして撮った作品。80年代のフランスの風景を表現として残すことを目的としたこのプロジェクトのためにクーデルカは1986年よりパノラマ・フォーマットのカメラを使い始め、人類が風景に及ぼした影響を調査するためフランス、さらには世界を駆け巡る。工場から採石場まで、巨大採掘施設から採掘放棄地帯まで、本書の写真から人類の主だった仕事ぶりを見ることができる。あまり知られておらず近づきにくい場所で、今まさに我々が消し去ろうとしている産業の現実をありありと見せつける作品群。2017年秋にボローニャ「フォト/インダストリア・」ビエンナーレにて展覧会開催。102p 30x42cm 40photo スパイラル綴じ・ハード
カバー 2017 Eng/Fre
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