ドロシア・ラング(1895–1965）は、ドキュメンタリーと呼ばれる写真は、言葉とともに伝えられると考えていた。50年ぶりにMoMAで開催されるラングの展示会「ドロシア・ラング：ワード＆ピクチャーズ」は、彼女の代表的な作品とあまり見られない写真を展開する。1939年の写真集 『An American Exodus』では、世界大恐慌で苦しむ移民や貧困労働者を記録し伝える為に言葉と写真を組み合わせることを大々的に実験した。彼女の夫である農業経済学者のポール・テイラーと共同で考案されたこの本は、フィールドノート、フォークソングの歌詞、新聞の抜粋、現代社会学者からの観察をまとめている。これらには、彼女の写真の中心にいる、シェアクロッパー、避難家族、移民労働者らが伴う。この展示は大恐慌時代の政府報告書、新聞、雑誌、詩などの多様な文脈でラングの作品を発表し、現代の芸術家、作家、思想家の声とともに、写真家ラングについての理解を深めるものである。176p 28x24cm ハードカバー 2020 English
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