アイスランドで出会った双子の姉妹を、7年にわたり夏ごとに撮影したシリーズ。タイトルの「鷲と烏」は姉妹の名前に由来し、彼女たちの9歳から16歳までの時期に当たる。「私たちは時々おなじ夢を見る」そう語る不思議な共振を宿す姉妹にとっての「もうひとりの私」の存在を、稲岡はときに鏡や水を生かした構成で写し出し浮かび上がらせる。アイスランドの土地や空や海とも響き合いながらほどかれていく、自然の一部としての「私」。双子の姉妹を通して、遍在する生命の在り方と、それが宿る空間を描き出す注目作。深いブルーの布に包まれた表紙には天体を想わせる円形に写真を貼り込まれ、背表紙はなく、重ねられたページの色が美しい綴じ糸とともの覗く雰囲気のある装丁。
*表紙のタイトル文字がゴールドのものとシルバーのものがございます。
80p B5変型 上製 布装 Published in Feb 2020
掲載のイメージや情報は発売前のリリース情報に基づいて制作する場合があり現物と異なる際は現物を優先させて頂きます。
こちらはShelfのオンラインストアのページです。実店舗の在庫、扱い商品については店舗へ直接お問い合わせください。