アンリ・カルティエ＝ブレッソンは、革命中の中国、スターリンの死後のソビエト連邦、戦後のブームにある米国、そしてその古い文化や現代の現実に直面したヨーロッパなどの出来事を捉えて、写真報道の主要な本体を作成し続けた。ニューヨーク近代美術館での展覧会に合わせて出版された本書は、カルティエ＝ブレッソン財団の膨大な所蔵品を駆使した最初の主要な出版物である。これには、写真家の生活と仕事に関連する何千もの写真と膨大な資料が含まれている 。この本の中心は、12の章に分けられた300枚の写真を通してカルティエ=ブレッソンのキャリアを調査する。彼の最も有名な写真の多くが含まれているが、多くの画像は専門家でさえなじみがないだろう。美術館の写真部門のチーフキュレーターであるピーターガラッシによる幅広いエッセイは、カルティエブレッソンの並外れたキャリアとジャーナリズムとアートの重複する文脈についてのまったく新しい理解を提供している。写真家の旅の詳細な年表と、雑誌に掲載された写真の物語の広がりを特徴とする広範なサポート資料は、カルティエ＝ブレッソンの作品の研究に革命をもたらすだろう。
778p 32x25cm ハードカバー 2010 English
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