スウェーデンの写真家アンダース・エドストロムが京都山間の小さな村、塩谷での暮らしと村の様子を23年間に渡って撮った写真集。わずか47人の住民で構成されそこに住む人々のほとんどは今でも伝統的に農業を営む塩谷に、エドストロムは1993年に初めて訪れて以来、断続的に訪れ続けている。最初の旅行の記録に過ぎなかった写真は、2008年のクリスマスに妻の祖母のためにフォトアルバムを作成したとき芸術的なプロジェクトとなった。本書は家屋や住民がときおり顔を出す田舎の景色に始まり、家族の日常に焦点が絞られていく。エドストロムは読者を家族旅行に誘うかのように、列車、駐車場、ランチテーブル、山とその周辺の風景を注意深く記録していく。夜遅くまで酒を酌み交わし、無駄な時間を過ごし・・・エドストロムの写真はさらに一族家族らにフォーカスされ、妻の祖父母が亡くなったときの田舎の死の儀式を捉える。756p 27x21cm ハードカバー 2021 English
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