フランスの写真家マルク・リブーの作品集。マルク・リブーは60年以上にわたって世界中を調査してきた。 彼の生誕100周年を記念した回顧作品集である本書は、彼の作品の豊富さと、彼が世界を見る特異で共感的な方法を紹介する。 1940年代にアルプスで撮影された最初期の作品や、1950年代初頭にニューヨークで撮影された写真から2000年代の写真まで、未発表の写真を収録。世界を理解するには注意深い観察が必要であり、意見を形成するために、リブーは社会が変化している場所へと赴いた。1954年イギリスの港湾労働者のストライキ、1962年の独立戦争只中のアルジェリア、1969年の北ベトナム、1979年イランでのイスラム革命の群衆ーそして中国、ガーナ、日本の変容。 「写真は世界を変えることはできないが、変化したときにそれを示すことはできる」と彼が言うように、 彼のイメージは、他の場所の美しさを発見するための招待状であると同時に、他の人々との出会いでもある。 ほこりっぽい道や雪道に沿って、フレーミングの科学と調和の探求が概説されている。 「幾何学的で繊細なマルクには脱帽する」と友人のアンリ・カルティエ＝ブレッソンは語った。マルク・リブーの主題へのアプローチを読み解くためのヒントとなるコンタクトシートのセレクションから、リブーの人生と仕事のさまざまな側面を明らかにする図版入りの伝記までを収録。フランス・リヨンのコンフルエンス美術館で2023年2月24日から12月31日まで開催されている展覧会に伴い出版された。232p 31x23cm ハードカバー 2023 English
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