イギリスのファッション写真家アラスデア・マクレランの写真集。いつもどおりM/M (Paris)がデザインし2巻が同時に刊行された今回の写真集は、最後の写真が2022年にエリザベス女王が亡くなった直後に撮影されたものであり写真に写っている人物や登場する場所はすべてイギリス人であることから当初は『The New Elizabethans(新エリザベス女王時代)』というタイトルが考えられていた。しかし、それは少し限定的すぎ、王室的すぎるように思えたことか『HOME and AWAY』となった。
『HOME and AWAY』とは、誰かの出身地、旅先、そして写真家アラスデア・マクレランであれば、35年間写真を撮り続けた後の現在地についてのアイデアである。これらの本は、アラスデア・マクレラン自身がそうであるようにこの2つの世界の中間に位置する。
アラスデアは1987年、13歳で写真家としての人生をスタートさせた。今も彼の写真はほとんど変わっていない。彼が初めて撮った写真は、まるで昨日も撮られていたかのようだ。今日、人々は成長したかもしれないが、アラスデアの写真に写っているのは本質的に同じ種類の人々だ。どんなに有名であろうと、年齢や地位に関係なく。被写体の13歳の頃の面影がまだ残っていて、何か手つかずで開放的で、いつも春の光がある...。
「ドンカスターで10代の頃に撮った写真や、そもそも写真家になるきっかけとなったさまざまな影響について考えている。それは、今のように30人もの人が私の後ろに立って写真を撮るのを待っているのではなく、私と被写体だけのシンプルな時代への回帰なのだろう。しかし、昔も今も、写真の中心にあるのは同じ関係であり、本当に重要なのは誰を撮るか、何を撮るかだけなのだ。」-アラスデア・マクレラン
256p 25x25cm ソフトカバー 2023 English
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