ジョエル・マイエロヴィッツの戦後ヨーロッパを横断する一年間の旅の写真旅行記。1966年、28歳の写真家ジョエル・マイエロヴィッツは、イギリス、アイルランド、スペイン、フランス、ドイツ、東ヨーロッパ、トルコ、ギリシャを巡る旅に出た。合計20,000マイルを10か国で運転し、25,000枚の写真を撮影した。この旅はマイエロヴィッツの直感的で卓越したアイデンティティを形成する超越的な体験となった。本書は彼のヨーロッパ横断の旅で撮影された写真をまとめており、第二次世界大戦のトラウマを克服した“新しい旧世界”が現代性と進歩を迎え入れる様子を魅力的に捉えている。マイエロヴィッツは独裁と経済の繁栄の間で揺れ動く社会を目撃し、フランコ政権下のスペインでフラメンコを演じる家族と6ヶ月間生活した際のように、揺るがない文化的伝統も記録した。マイエロヴィッツの視線の強さと新鮮さ、そしてこれらの写真に捉えられた新しいコードは、次世代の写真家たちにインスピレーションを与えた。
ジョエル・マイエロヴィッツ（1938年生まれ）は、ストリート、ポートレート、風景の写真家である。ニューヨーク出身で、1962年からカラー写真を撮影し始め、カラー写真が真剣な芸術として受け入れられない時代にその使用を早くから支持した。彼の多くの写真は現代写真のアイコンであり、1960年代と70年代の新しいカラー写真の最も影響力のある代表者の一人と見られている。彼の作品は世界中で350以上の展覧会に出展され、ボストン美術館、シカゴ美術館、ニューヨーク近代美術館など、多くの美術館に所蔵されている。206p 29x24cm 150photo ソフトカバー 2024 English
掲載のイメージや情報は発売前のリリース情報に基づいて制作する場合があり現物と異なる際は現物を優先させて頂きます。
こちらはShelfのオンラインストアのページです。実店舗の在庫、扱い商品については店舗へ直接お問い合わせください。
