マグナムの写真家として活躍するグレゴリー・ハルパーンがハーバード大学の学生のときに出版した写真集。
ハルパーンは1998年からハーバード大学の最低賃金のサービス労働者(カストディアン、警備員、フードサービスの従業員)を撮影し、同時に彼らとの非常に率直なインタビューを収集した。この感動的な本は並外れたその成果である。ハルパーンが私たちに紹介する多くの人々の中のひとりに、大学学長のラリー・サマーズの清掃員であるビル・ブルックスがいる。ブルックスは恥ずかしがり屋で口が柔らかい男で、14歳の時にアラバマの自宅から逃げ出した。それ以来、ブルックスはハーバード大学で20年以上働き、最後の3人のハーバード学長のオフィスを片付けてきた。ビルの物語とこの本の他の物語は、朝までにキャンパスを綺麗にするために真夜中に掃除することもよくある「目に見えない人々」の生活に光を当てる。ハルパーンの写真の多くは一見率直なポートレートである。写真を撮る前に被写体と昼夜問わず過ごしたという事実に心が駆り立てられる。ジェームズ・エイジとウォーカー・エヴァンスの精神を継ぐこの見事な写真とインタビューのコレクションは、同時に非常に敏感で挑発的で不遜であり、ドキュメンタリー作品の分野で新しいランドマークを設定するに違いない。(publisher's description)144p 28x22cm ハードカバー 2003 English
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