森山大道の重要な写真集『日本写真劇場』『狩人』『別れた写真』『光と影』の4冊を収録し、日記やメモ、記録からの抜粋などを加えた、森山の創作過程の核心に迫る写真集。
1938年生まれの森山大道は、日本でも名高く多作な写真家である。都市景観を題材にしたプロジェクトが多く、光と影、形態と抽象を追求する。手持ちカメラと高コントラストの白黒フィルムを用いて、東京の雑然とした街並みやその裏側を切り取り、その表面下に潜む暗闇と異様さを明らかにしている。本書は森山大道の写真家としてのキャリアの基盤を築いた4冊の重要な写真集『日本写真劇場』『狩人』『別れた写真』『光と影』の4冊を収録し、独特の技術とビジョンを磨いてきた15年間を網羅する貴重なアンソロジーである。これらの写真集のオリジナルは日本で限定版と発売され写真出版史でも最も大胆な試みのひとつとして評価されている。本書の編集はマーク・ホルボーンによるもので、森山大道の日記やメモ、記録からの抜粋も含まれており、彼の創作過程の核心に迫る密接な洞察を提供している。スリップケースに収められた、森山大道ファンや写真・ビジュアル文化に情熱を持つすべての人に必携の一冊となっている。マーク・ホルボーンはウィリアム・エグルストンやルシアン・フロイドなど多様なアーティストの美術書を手がける編集者・デザイナーであり、日本文化
の専門家として知られる。（publisher's description）440p 30x22cmハードカバー
English 2025
＊8月末から9月
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