No. 11341
Stephen Shore: Ealry Work
10代の頃よりその才能を発揮し『Uncommon Places』によりニューカラーを代表する写真家としての地位を確立したスティーブン・ショアによるモノクロームで撮られた初期の作品。
6歳のとき、スティーブン・ショアはコダックの暗室キットを贈られ、それが生涯を決定づける情熱と探究心を呼び起こした。ショアは暗室の化学的錬金術、そしてカメラそのものとの特別な関係を育み、それを通じて身のまわりの世界の性質や複雑さを明らかにしていった。本書は1960年から1965年までのショアの10代初期に制作された未発表の写真を初めて集成する一冊であり、アンディ・ウォーホルのファクトリーでの活動に先立つ豊かな実験期を記録している。洗練され、野心に満ちたこれらのイ
メージは、写真という形式に対するショアのすでに複雑な理解と、周囲に向けられた細やかな眼差しを示している。1960年代初頭のニューヨークの活気あふれるエネルギーを独自に記録し、若き写真家にとって一貫した関心の源泉となった主題を明らかにしている。とりわけ本書はショアがごく若い頃から自身の技法だけでなく周囲の世界に対しても備えていた本質的な感受性を、確かな形で伝えている。スティーブン・ショア自身による書き下ろしのエッセイも収録。（publisher's description）
172p 26x22cm ハードカバー・クロス装 2025 English
