長年ニューヨークで写真を撮り続け、アルフレッド・スティーグリッツ、ジョージア・オキーフ、ベレニス・アボット、マイナー・ホワイトといった人物たちと交流を重ねたアメリカの写真家トッド・ウェッブは、1940年代の終わりにパリへ移り住み、そこで初めて8×10カメラを使ってネガを撮影した。ほどなくして、ゴードン・パークス、マン・レイ、ブラッサイといったアーティストたちに囲まれながら、彼の人生でもっとも幸福な時期のひとつを過ごすことになる。ウェッブは日記の中で、経済的な不安やパリでの生活を築けるかどうかという迷いをしばしば綴っていたが、それでも撮影を続ける決意を貫いた。本書は、1949年から1952年にかけてウェッブが撮影した70点のモノクロ写真を、未発表の日記の抜粋とともに収録している。ユージン・アジェの作品に部分的に触発されながら、ウェッブは戦後のパリを歩き回り、個人的で詩的、そして時を超える物語をつくり上げようとした。(publisher's description) 136p 27x24cm 99photos ハードカバー 2025 English
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