写真史に残る不朽の名作、奇跡の復刊! 写真家・佐内正史の初めての写真集『生きている』は1997年4月に刊行された。決定的瞬間ではない、私写真でもない、誰も見たことがなかった写真群は大きな反響を呼び、新たな才能を世の中が知るところとなった。その衝撃は次世代の写真家にも影響を与え、新しい写真の潮流を生み、写真史的にもエポックな出来事として記憶されている。『生きている』はその後版を重ねたが、写真集の本文紙が生産中止となったことから2007年の重版を最後に、長らく入手困難となっていた。出版元である青幻舎の創立30周年復刊プロジェクトにより実現した今回の復刊にあたっては、『生きている』のブックデザインを手がけた造本家の町口覚氏監修の元、新たな本文用紙選定のための印刷テストを重ね、ようやくオリジナルの代わりとなる用紙に辿り着いたことでプロジェクトが前進した。印刷に関しては当時の方法に拘り、製版フィルムを使用して版を焼き、油性インクで印刷した。一方、装丁に関しては表紙のイメージをアップデートし、新しさのある仕上がりとなった。刊行から29年、写真の歴史に新たなページが加わる。*オリジナル版の表紙写真を使用したミニポスター付き(書籍同サイズ/書籍とともに透明袋に同封)64p 32x28cm ソフトカバー 2026 Japanese
[佐内正史(Masafumi Sanai)]
写真家。1997年、写真集『生きている』でデビュー。2003年、写真集『MAP』で第28回木村伊兵衛写真賞を受賞。2008年に独自レーベル「対照」を立ち上げる。2026年3月、最新作『雷写』を刊行、同時に岡本太郎記念館で写真展「雷写」を開催する。近著は『Strong memory』『写真がいってかえってきた』『静岡詩』。主な展覧会に「Strong memory」book obscura(東京、2025年)、「展対照〈第二部〉」Vacant(東京、2025年)、「写真がいってかえってきた」book obscura(東京、2024年)、「静岡詩」タカ・イシイギャラリー(東京、2023年)「静岡詩」静岡市美術館(静岡、2023年)、「対照 佐内正史の写真」川崎市岡本太郎美術館(神奈川、2009年)など。
*9月上旬入荷予定。
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