有名な庭園から無名な家庭菜園まで、あるいは芸術家による写真からヴィンテージ・スナップまで、非常に幅広い「庭の写真」を収めた一冊。それらを眺める体験はさながら「写真の庭」を彷徨うようなものである。それを表すかのように、本書で紹介されている写真家の名前はさまざまだ。アンナ・アトキンス、カール・ブロスフェルト、ウジェーヌ・アジェ、エドワード・スタイケン、イモージン・カニンガム、エドワード・ウェストン、リー・フリードランダー、スティーブン・ショア、ロバート・メイプルソープ、荒木経惟、コリエ・ショアらの作品からは、庭という「別の視点」から写真の歴史全体を経巡り直すような新しい体験が得られるだろう。さらに、本書の作品理解を助けるのはサラ・アンナ・マクニアーによる解説文とジェイミー・アレンによるエッセーである。サラ・アンナ・マクニアーは、ミュージアムや非営利団体で30年以上にわたって地域に根ざした写真教育を行ってきた写真の専門家であり、ジェイミー・アレンはニューヨークにあるジョージ・イーストマン博物館でキュレーターを務め、数々のキュレーションやコレクションの保全業務に携わってきた。. 255p 31x25cm ハードカバー 2018 English
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