ERICは1997年、生まれ育った香港が中国に返還される直前に日本にやってきた。それから20年近く経った頃、世界各国を撮影してきた彼は真剣に香港と向き合いたい、真っ正面から「香港人」の様子を撮りたいという気持ちが湧いて、「Good Luck Hong Kong」を撮影し始めた。
写真に対する好奇心は、香港から日本へ移った時の好奇心と一緒だ。むしろ、写真と出会ったことによって絶えず新しい興味が湧いてくる。その好奇心は、今進化して僕の生きるアドレナリンになっている。このアドレナリンは写真撮る快感から生まれている。すれ違いざまの刹那、その刹那に躊躇なく踏込み撮影する。そのスリルがたまらなく好きなのです。
香港を離れてから今にかけて政治などの背景は変わっているけど、香港にいる人々は相変わらず個性を垂れ流している。いつでも人間に手足がついてる限り、やることの本質は変わらないのだろう。
僕の好奇心が強く、写真ばかり撮り続けるのは、僕の本質も香港から生まれているからかもしれない。
—ERIC(あとがきより抜粋) (publisher’s description) 100p 29x21cm ソフトカバー Eng/Jap/Chn 2018
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