フランス人フォトグラファー、フランソワ・アラール(François Halard)の作品集。2016年に亡くなった父親のイヴ・アラール(Yves Halard)の最期の日々を、南フランスの町レ・ヴィニェールにある自宅で撮影。本作では、普段の作者とは異なるアプローチによって共に過ごした数々の瞬間が捉えられている。世界で最も卓越した建築写真家の一人と評されている作者だが、本作においては私的な環境、空気感を追求した。優れた室内装飾家として名を馳せたイヴは、アンティーク家具から玩具まで様々な物を収集するコレクターでもあり、同じ室内装飾家で比類ないセンスの持ち主であった妻のミシェルと共に、自分たちの世界を作り上げていった。作者はいつもの手法を捨て、被写体に寄り添って撮影をした。枯れゆく肉体や、年齢と知性が刻まれた弱々しい表情を写し出した静謐な写真には、親愛の情と敬意がにじみ出ている。作者によるフランス語の序文と、ライターのアイデー・トゥイトゥ(Haydée Touitou)による英訳を収録。700部限定 48p 30x23cm ハードカバー 2019 English.
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