イギリス人フォトグラファー、ロビー・ローレンス(Robbie Lawrence)の作品集。地図上では、アメリカ南東部に長さ245マイルのオジーチー川がジョージア州東部を斜めに横切り、サバンナの町を迂回して大西洋に流れ込んでいる。ゆっくりと流れているために水面がガラスのように見えることから、その土地ではブラックウォーター川として知られ、その上に広がる空や植物を映し出し、その内側で巻き起こっている生命の営みを覆い隠している。2017年11月、作者は作家のサラ・パターソン(Sala Patterson)と共にジョージア州とサウスカロライナ州をまたぐ沿岸地帯『低地地方』を旅した。オジーチー川はこの辺りで大西洋にたどり着く。旅の目的は、アメリカの一地域をカメラを通じて見つめることで、新しい循環や政治的な分裂を引き起こしている様々な問題のニュアンスを記録することだった。本書は、低地地方での旅で作者が見て感じたことを写真で捉えている。意味深い出会いや内面が反映されたこの抽象的なイメージは、想像力を掻き立てるものもあれば残酷な現実を突きつけているものもあるが、どれも忘れることのできない印象を残す。一つ一つの瞬間が重要な意味を持ち、集積されることによって、より大きなとらえどころのない真実をほのめかしている。 104p 31x25cm ハードカバー 2019 English
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