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No. 8858
地平 第11号
2,800円(税込3,080円)

 
1972年4月の創刊以降、第10号まで5年間にわたり刊行された写真同人誌『地平』。当時、大阪写真専門学校(現ビジュアルアーツ専門学校・大阪)の教員を務めていた百々俊二を中心に、博多を拠点に写真活動を行っていた20〜24歳の学生・教員仲間とともに制作、刊行された。激動の社会情勢を背景に、日本における写真表現が大きく揺れ動いた時代。メンバーのひとり黒沼康一は、『地平』が発信するメッセージを次のような言葉で表している。「カメラはぼくらの武器だ。自己表現に終止する回路を断て。写真は閉塞した感性を脅す凶器のようなものです。見たいのはきみの写真でなく、きみの写真が開示する世界なのです。」
今は亡き黒沼の残したアジテーションは時代を超え、今を生きる写真家たちをも共感させ挑発した。そうして集まった、百々を含む20〜70代の各世代の写真家7名が「大阪」をキーワードに撮影。本書は1977年の休刊以降41年ぶりの復刊号となる。参加作家:百々俊二、阿部淳、山田省吾、野口靖子、松岡小智、赤鹿摩耶、浦芝眞史 64p 19x27cm ソフトカバー 2018 Eng/Jap

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