洋書写真集とアートブックの専門店

No. 9201
Peter Beard: The End of the Game
20,790円(税込22,869円)

 
西欧人がゲームとして野生動物を追う時代は終わり、一方環境破壊により象が大量死するアフリカの現実。「アフリカの日々」の舞台となったケニアで活動を続ける写真家ピーター・ビアードの代表作。

「白人がアフリカに深く入り込めば入り込むほど、生命はアフリカから流れ出し、平原を離れ、潅木地帯を離れ・・・何エーカーもの戦利品や皮革や死骸となって消えていった」(ピーター・ビアード) アフリカに関する画期的な出版物である本書は、1960年代から70年代にかけてケニアのツァボ低地とウガンダの公園地帯で起こった何万頭ものゾウ、サイ、カバの過剰繁殖と飢餓をピーター・ビアードによる鋭い文章と驚くべき写真を組み合わせて記録している。20年以上にわたって調査・編集され、その後数回にわたって新資料を加えて更新された本書は、アフリカにおける人間の介入によってもたらされた被害に対する力強く痛烈な証言であり、ビアードにとって欠くことのできない一冊である。彼自身の写真と文章に加え、冒険と「進歩」を求めてアフリカ大陸の様相を一変させた企業家、探検家、宣教師、大物ハンターたちー−セオドア・ルーズベルト、フレデリック・コートニー・セラス、カレン・ブリクセン(アイザック・ディネセン)、フィリップ・パーシヴァル、J・A・ハンター、アーネスト・ヘミングウェイ、J・H・パターソンらの歴史的な写真と引用が掲載されている。 この新版には、自然保護論者エズモンド・ブラッドリー・マーティン博士とのインタビュー、著名な作家ポール・セローと生態学者リチャード・M・ローズ博士による旧版からのエッセイ、農学者ノーマン・ボーローグ博士によるあとがきへの寄稿が収録されている。自然との距離、密度とストレス、常識の喪失といったテーマに触れたこの画期的な描写は、環境問題が深刻化する今日でも共鳴を呼んでいる。 304p 30x27cm ハードカバー 2020 English

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