古きパリの最も有名な写真家ウジェーヌ・アジェ(1857〜 1927年)は、1897年から30年以上にわたってガラス乾板を入れた蛇腹つきの写真機とともにパリを歩き回り変化する都市の地形を捉えてきた。パリのカルナヴァレ美術館のアン・ド・モンデナードとアンリ・カルティエ=ブレッソン財団のアグネス・シレが率いる2年間の研究の結果、本書にはカルナヴァレ美術館のアジェの9164点のアーカイブから146枚の写真を集められた。詩的で視覚的な散歩のように考案された本書は我々をタイムマシンに乗せ、露天商、屋台、中庭、富裕ななインテリア、路地、カフェ、地元のぼろ布売り、庭園、セーヌ河岸を通り抜ける。早朝の光を好み、フレーミングを完璧に習得し、建物のラインや思いがけない細部、打ち捨てられたものへ細心の注意を払うことで、アジェは唯一無二の世界を発展させる。アジェの作品では、写真はバロック的な飾りなしで部分の総和に収束する。アジェは正貌、そして現実と想像を結びつけたヴィジョンを通じて近代写真を発明した。(publisher’s description) 2021年アンリ・カルティエ=ブレッソン財団にて展覧会。224p 26x21cm 146photo ハードカバー French
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