幼い頃に中国からオランダに移住し、その後オランダを拠点としてきた写真家、シャオシャオ・シュー(徐曉曉)が旅の過程に撮った詩的な写真集。
徐曉曉は本書のために万里の長城に沿って25,000kmの遠征をして人々の生活を追った。多くの人が考えるのとは逆に、この中国の壁は単一の連続した構造ではなくさまざまな中国王朝の間に建てられた壁と塔の集まりである。徐は明王朝の壁部分をたどり、さらに古い部分の遺跡に連れて行ってくれる。衰退減少しているにもかかわらず、壁を尊重し保護する地元住民の間には壁との活発な関係がある。徐は急成長する中国がこの史跡に与える影響を見出そうとした。今日、壁は何を反映するのか? どの要素が消え、どの残骸が生き残ったのか? 万里の長城のふもとの村は人々が古い伝統に従って今も住んでいる最後の場所の1つであることがわかったが、しかしここでも、これらは徐々に消えている。彼女の作品はこの過程の視覚的変化に焦点を当てる。彼女はあちこちの場所に過去を垣間見ようと試みる。112p 33x24cm ソフトカバー 2020 English
掲載のイメージや情報は発売前のリリース情報に基づいて制作する場合があり現物と異なる際は現物を優先させて頂きます。
こちらはShelfのオンラインストアのページです。実店舗の在庫、扱い商品については店舗へ直接お問い合わせください。