写真家・岸幸太による第一写真集。
岸が現場からもぎとって目の前に差し出す「傷」の写真の束は、知らず知らずのうちに彼らを「外部」として認識するよう馴致された私たちのまなざしの構造を変革しようとしている。……彼らの現場に私たちを立たせることで、あらゆる人々が絶望と孤独から脱する道を勝ち取るための、カメラを武器にした岸のたったひとりのまなざしの革命だ。(高橋しげみ)
誰にも告げずに、持ち物はなく、告げる言葉も持たずに、しかもさしたる覚悟もなく、弧立と移動を生きて死ぬこと。それは単に不幸というべきなのか。最後に遺された自由と呼ばれてしかるべきもの、その幾ばくが映し出されていることが、岸幸太の写真の「魅力」ではないのか。(倉石信乃)
232p 32x23cm 204photo ハードカバー・クロス装 2021 Japanese
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