マイケル・ケンナがCovid-19 のパンデミック下で撮影旅行に行けなかった2020 年にアーカイブから見つけだした1983年から1986年の間にイングランド北部で撮影した作品群。贔屓のラグビー・チームを応援で近隣の町を巡りながら、もっと遠くの町を訪れたいと願ったウィドネスでの少年時代。そしてビル・ブラントの足跡をたどるべくロンドンから高速道路を北に走った50年前。ラグビーリーグの旅をしながら出会った美しい風景、歴史的建造物、高い煙突、空っぽのミル、使われなくなった運河、取り壊し予定の住宅は、初めて訪れたにも関わらず奇妙な親しみがあり、斜陽する工場の町には自分を惹きつける暗い存在感があった。イングランドの南部に比べて北部は時間が止まっているように感じられた。マーガレット・サッチャーと壊滅的な全国的炭鉱労働者のストライキを経て時代は変わり、「1980年代に私が撮影したものの多くはもはや存在せず、構造の一部を追跡することさえできません。私はそれらの場所への旅を、伝記のように曖昧な記憶の連なりを探る個人的な旅として回想します。私の故郷のこの特別な部分と今再びつながることに、とても満足しています。」(あとがきより)96p 32x25cm 75photo ハードカバー・クロス装 2021 English
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