1925年秋、カメラといくらかの貯えを持ってパリに到着したアンドレ・ケルテスは、続く3年間の実験と探求の期間にアマチュアとプロ、フォトジャーナリストと前衛芸術家、ダイアリーとドキュメンタリーの領域の間を移動できるようになり、1928年末までには定期的に雑誌に寄稿し、マン・レイやベレニス・アボットなどの有名なアーティストとともにに国際的な展覧会に出展するようになった。このパリ到着後の3年間にかぎりケルテスは写真をポストカードサイズにプリントした。彼は安価に作れる小さなプリントをカフェのテーブルに持ち出し友人アーティストの輪を広げたり、封筒に入れて遠くの家族に送ったりした。シカゴ美術館（The Art Institute of Chicago）での2021年秋の展覧会のカタログとして出版された本書にはポートレート、パリの景色、静物などのポストカードサイズのプリント作品250点以上が収録されている。240p 27x22cm ハードカバー 2021 English
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