レイモン・ドゥパルドンが60年にわたって携わった報道、写真シリーズ、映画撮影を通して見つめたアフリカ砂漠の白黒写真集。1942年生まれのレイモン・ドゥパルドンは1960年に若き報道写真家としてアルジェリアに赴いた最初の任務以来、サハラ砂漠とその地に暮らす人々に深く親密な思いを抱いてきた。マグナム・フォトのメンバーでもある彼の写真と映像の眼差しは、チャドで起きたさまざまな文化的出来事に強く惹かれた。内戦、ウエッデイの権力掌握、そして映画『西洋なき男(Un homme sans l'Occident) 』(2002年)の撮影などがその例だ。彼の取材は、マリのトゥアレグ難民との旅や、リビアとニジェールでのパリ〜ダカール・ラリーのパイロットたちとの同行にも及んだ。こうして彼は、映画『空の領域(Empty Quarter)』(1984年)や『砂漠の囚われ人(La Captive du désert)』(1989年)を制作するために、これらの国々を含む広大な地域を横断した。合計11カ国にわたる旅を経て生まれた本作は、60年以上にわたりドゥパルドンのキャリアを支えてきた人々と風景への究極のオマージュとなっている。レイモン・ドゥパルドンとカメル・ダウドによるテキストを収録。パリのカルティエ財団からの出版。344p 22x31cm 250photos ハードカバー 2025 English
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