ヨーロッパと北米の工業建築の写真で知られるベルント&ヒラ・ベッヒャーの初の包括的な遺作モノグラフとなる回顧展カタログ。ベルント・ベッヒャー（1931-2007）とヒラ・ベッヒャー（1934-2015）は、50年以上にわたり、ドイツ、フランス、ベルギー、オランダ、イギリス、アメリカの工業建築を共同で撮影してきた。給水塔、ガスタンク、溶鉱炉など、彫刻的なオブジェとして表現されたベッヒャー夫妻の真骨頂ともいえる写真を一挙に紹介。ベッヒャー夫妻の代表作である「タイポロジー」に加え、ベルントの初期のドローイング、ヒラの単独写真、二人のノート、スケッチブック、日記からの抜粋も収録。本書では、作家の制作過程、作品コンセプト、写真家と脱工業化社会との関係、そして作家が残した遺産についての新しい洞察を示す。また、受賞歴のある文化史家ルーシー・サンテによるエッセイや、ベッヒャーの息子マックス・ベッヒャーのインタビューも掲載されており、ベッヒャーの芸術、人生、キャリアを知る上で他に類を見ない一冊となっている。2022年7月15日から11月6日までニューヨークのメトロポリタン美術館で開催のベル＆ヒラ・ベッヒャー展のカタログとして出版。282p 27x24cm 217photo ハードカバー 2022 English
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