被写体に率直に接し、写真というメディアが持つ本来の力を信じるダイアン・アーバスは、その純粋さ、ありのままの姿への揺るぎない賛美をもって、しばしば衝撃的な作品群を生み出した。本書では、あまり知られていない写真や未発表の写真の数々を代表的な写真との関連において紹介することで、彼女の繊細かつ根強い世界観が明らかにする。本書はダイアン・アーバスの全キャリアにわたる200点の写真を、フルページデュオトーンで再現する。また、サンフランシスコ近代美術館の名誉写真シニア・キュレーターであるサンドラ・S・フィリップスによるエッセイや、彼女の死後、唯一写真のプリントを許可されたニール・セルカークによるアーバスのプリント技術に関する論考も収録されている。サンフランシスコ近代美術館のゲスト・キュレーターであるエリザベス・サスマンとアーバスの長女ドゥーン・アーバスによる年譜は、300枚以上の写真とアーバスの手紙やノートなどからの抜粋で構成されており、一種の自伝のようなものとなっている。ドゥーン・アーバスによるあとがきに続いて、ニューヨークのメトロポリタン美術館の写真部門担当学芸員ジェフ・L・ローゼンハイムが、写真家の友人や同僚についての伝記を編集する。
2003年にサンフランシスコ近代美術館で開催された展覧会に合わせて刊行されたタイトルの再版。352p 32x25cm 500photo 2022 ハードカバー English
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