ジョエル・マイエロヴィッツは、カラー写真の先駆者の一人であり、ストリート写真、大判写真、ポートレートを語る上で欠かせない参考人物である。本書は、彼にとって初めての伝記で、アメリカの写真界の生ける伝説の一人の人生とキャリアの舞台裏を見ることができる本である。歴史家であり写真家でもあるロレンツォ・ブラカとの対話の中で、マイエロヴィッツは、自身の始まり、美術史の勉強、ロバート・フランクとの出会い、トニー・レイ＝ジョーンズやゲーリー・ウィノグランドとのニューヨークの路上での撮影、アメリカやヨーロッパの広範囲な旅行、MoMAの写真ディレクターであるジョン・シャーカフスキーからの学び、数々の展覧会や出版物の制作、2001年と2002年のグラウンドゼロでの撮影、最新の静物やセルフポートレートのプロジェクトについて生き生きと話してくれた。本書には、ジョエルの最も象徴的な写真に加え、新たな未発表の資料も含め、100枚以上の写真が収められている。この包括的なヴィジュアル・バイオグラフィーは、60年のキャリアを通じて作者が進化し続けていることを証明し、彼の作品を彼の個人的な人生、写真の歴史、そしてメディアの絶え間ない変化との関連において論じている。マイエロヴィッツは、逸話、個人的な思い出、そして多くの有名な写真の背後にある物語を明らかにしている。（publisher's description）216p 150photo 29x22cm ハードカバー 2023 English
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