韓国の写真家、李京姫（イ・ギョンイ）の作品集。作者の母国の極南の冬の森でカラスを写したシリーズを収録。 夜になると作者は、厳しい寒さから三脚を守りながら、シベリアからの渡り鳥をじっと待ち木々の間に隠れる。まるで目に見えない振付師によって指揮されているかのように、遠くからカラスの群れが現れる。彼らの力強い鳴き声であたりは満たされ、森から他の音は聞こえなくなる。 作者は少しの時間の中、わずかなノイズにも注意しながら、集中して慎重にシャッターボタンを押す。 突然完全な静寂が訪れ、真っ暗になり、冷たい空気がほとんど固まる。 森が鳥たちをもてなすようである。フランスの出版社グザヴィエ・バラルが出版する、さまざまな写真家の視点から鳥を捉えた「Des oiseaux」シリーズの1冊。96p 26x20cm ハードカバー 2023 English
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