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No. 10265
Aaron Siskind
11,500円(税込12,650円)

 
アメリカの写真家アーロン・シスキンドの作品集。1930年代にニューヨーク写真連盟で活躍した主要なドキュメンタリー写真家であるシスキンドは、初期の作品の社会的リアリズムを超えて、写真を記号、比喩、シンボルの視覚言語、つまり詩、あるいは音楽に相当するものとして捉えた。 40年代から50年代にかけて、彼はありふれた平凡な素材の細部や断片を撮影するための新しい技術を追求した。 この斬新な作品は、シスキンドの生み出すイメージを直接的な写真から抽象へ、記録としての写真から表現芸術へと変革させた。 形、線、身振り、画面に対する彼の関心は、抽象表現主義絵画、特にフランツ・クラインやロバート・マザーウェルの芸術との直接の比較を促した。 シスキンドの前例のない写真が完全に受け入れられるまでには数年かかったが、1970年代までに彼は巨匠として認められ、広く作品集の出版や展覧会を行った。 シスキンドは、クリエイティブ写真センターにアーカイブを設立した創設寄付者の1人でもあった。アーロン・シスキンドの作品は、分類を無視するほど独創的であり、十分に価値があると認められるほど継続的に批評家の注目を集めてこなかった。 実際、現在出版されているシスキンドに関する本は他にない。 本書は、この伝説的な写真家の初の完全な回顧作品集となる。 ほとんど出版されてこなかった一連の作品に焦点を当てており、ハーレムを撮影したシリーズ、バックス郡の建築、また「Tabernacle」「Gloucester」「Martha’s Vineyard」「Louis Sullivan」「Pleasures and Terrors of Levitation」などのシリーズを収録。現代アメリカ写真の専門家であるジル・モーラによる序文と、批評家で写真家のチャールズ・トラウブによるテキストも掲載。 この研究は、クリエイティブ写真センターのシスキンドのアーカイブに基づいており、アーロン・シスキンド財団の支援を受けて行われ、アメリカの写真芸術において最も挑戦的で重要な写真家に関する編集上の大きな空白を埋めるものである。200p 30x25cm ハードカバー 2014 English

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