写真家・鈴木理策が1年をかけて撮影に通った埼玉・狭山にある狭山湖畔霊園の建築写真集。瞑想時の半眼を想起させられる平屋の管理休憩棟と、人が祈ると同時に建築も祈るような一体感を意図して設計された礼拝堂は、建築家・中村拓志によって設計され、国内外の多くの賞を受賞している。80ページに及ぶ建築写真と中村による書き下ろしエッセイ、図面を併載。(publisher's description)96p 29x23cm ハードカバー 2023 Jap/Eng
[中村拓志(Hiroshi Nakamura)]
1974年東京生まれ。鎌倉と金沢で少年時代を過ごす。1999年明治大学大学院理工学研究科建築学専攻博士前期課程修了。同年隈研吾建築都市設計事務所入所。2002年NAP建築設計事務所を設立。2023年度より明治大学理工学部特別招聘教授。街づくりから家具まで、扱う領域は幅広い。自然現象や人々のふるまい、心の動きに寄りそう「微視的設計」による、「建築・自然・身体」の有機的関係の構築を信条としている。そしてそれらが地域の歴史や文化、産業、素材等に基づいた「そこにしかない建築」と協奏することを目指している。近年はそのエッセンスを日本の伝統的な建築や庭園文化の中に発見し、それらの再構築に
も取り組んでいる。
[鈴木理策(Risaku Suzuki)]
1963年和歌山県新宮市生まれ。1987年東京綜合写真専門学校研究科修了。1998年に地理的移動と時間的推移の可視化を主題にシークエンスで構成した初の写真集『KUMANO』を発表。翌年出版の『PILES OFTIME』により、第25回木村伊兵衛写真賞を受賞。主な個展に「冬と春」(PURPLE、2023、タカ・イシイギャラリー、2022)、「意識の流れ」(丸亀市猪熊弦一郎現代美術館、東京オペラシティアートギャラリー、田辺市立美術館、2015-16)、「熊野 雪桜」(東京都写真美術館、2007)。東京国立近代美術館、東京都写真美術館、サンフランシスコ現代美術館、ヒューストン美術館等に作品が収蔵されている。
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