デビュー作『Entangled』に続く本書は、モード・アルセノーのビジュアル・ポエトリーをさらに発展させ、女性の経験を継続的かつ誠実に探求している。時は流れ、家族の生活は分断され、分裂する。表面は静かで柔らかな色調のワニスの下でひび割れ、ひだや裂け目は新たに再利用された身体の内面を映し出す鏡となる。本書は、彼女の作品の本質的な延長であり、彼女のイメージの繊細で控えめな力を、触感と質感のあるデザインに変換し、アルセノーのフェミニスト的な視覚言語に振幅とリズムを与えている。写真家であり、アーティストであり、母親であり、フェミニストでもあるモード・アルセノーは、ファッション界で数年間撮影した後、2015年頃からアートの方向に転向した。彼女の作品は、抽象的なコンポジション、セルフポートレート、風景、イメージ・ドキュメンタリーの間で揺れ動く写真と素材のアプローチの枠組みの中で、女性の表現、プライベートな空間、家庭性、親密さというテーマを投げかけている。彼女は、写真や印刷されたイメージ、コラージュ、彫刻、インスタレーションを探求している。そうすることで、彼女のプロジェクトは、女性のための自己決定という観点から、空間としての身体と身体の予期せぬ空間を展開する。（publisher's description) 96p 30x24cm ソフトカバー 2023 English
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