ニューヨークを拠点に活動するチリ人写真家、セバスティアン・サバル・ブルースによる初のモノグラフのエッセンスは、彼の祖国に深く根ざしている。ニューヨークに定住し、ファッション写真に専念する前、セバスチャンは大陸を行き来しながら、美術、演劇、心理学を学んだ。学際的な文化的背景は、彼の芸術的アプローチにとって極めて重要である。特に心理学は彼が被写体に求めるものと共鳴すると信じている。彼は早くから、ファッション業界が描く女性像が自身の美学に合わないことに気づいていた。しかし、彼はプロジェクトを断念するのではなく、自らのビジョンを注入し、すべての被写体に深みを与え、物語を語るようになった。本作はファッション業界への応答であると同時に、それに対する声明として徐々に進化した。セバスチャンは演出の中で捉えられた本物の瞬間を集め始めた。当初は元の文脈にそぐわないと思われた顔、表情、風景が、本作のイメージの中で深い意味を見出した。その結果、謎めいた、いつまでも旅をしているような女性たちの写真が生まれた。建物や風景そのものがキャラクターとして扱われ、感情的な含みを増幅させている。交錯する肖像画と風景は、独自の物語を持ち、この驚くべき写真集を通して視覚的な対話を繰り広げている。(publisher's description)116p 27x22cm 70photoハードカバー 2024 English
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