洋書写真集とアートブックの専門店

No. 10765
山上新平: KANON(サイン本)
10,000円(税込11,000円)

 
山上新平にとって、世界は複雑で触れ難いものだった。カメラを手に山へと分け入り、そこにある木々を凝視して写真を撮る。崖の上から、海に打ち寄せる波の表情を捉えて写真を撮る。山上にとって、それが世界と触れあう唯一の手段だった。ある日、山上の手に傷ついた蝶が止まった。その蝶は、傷を負っても飛ぼうとした。その日から山上は、蝶の写真を撮りはじめた。またたく命は、山上にとって世界と自分とを繋ぐよりしろとなった。
3つの章からなる写真集は、安寧を恐れ、否定し続けてきた写真家の過去/現在/未来を、蝶と共に舞い飛びながら追走する構成になっている。KANON ─ それは、またたく命の輪唱。山上の写真には、現代を生きる私たちの絶望と希望が写っている。(publisher's description)
キャンバスクロス貼りの丸背の背表紙に透明のタイトル箔押し、表裏の表紙には美しい題箋が貼り込まれた贅沢な装丁の写真集。編集・造本設計:町口覚 200p 23x17cm 116photo ハードカバー・クロス装 2024 Eng/Jap

[山上新平(Shinpei Yamagami)]
1984年神奈川県生まれ。東京ビジュアルアーツ卒業後、イイノ・メディアプロを経て、写真家として活動をはじめる。驚くべき視覚能力を駆使し、徹底して被写体に対峙しながら、写真を描き出す。グループ展「LUMIX MEETS/ BEYOND 2020 BY JAPANESE PHOTOGRAPHERS #3」(パリ/東京、2016)を皮切りに、2017年には「Daikanyama photo fair competition」にて奈良美智賞を受賞。その後、「山上新平展」思文閣(東京/京都、2019)、「The Disintegration Loops」POETIC SCAPE(東京、2019)などを経て、2022年デザイナーの皆川明(ミナペルホネン)発行による初めての写真集『Helix』を刊行。2023年、東京都写真美術館が主催の「見る前に跳べ 日本の新進作家 vol.20」に選出され、同展に合わせて造本家の町口覚による『Epiphany』(bookshop M、2023)を刊行。また『liminal (eyes) YAMAGAMI』(bookshop M、2022)を刊行し、同名の展覧会を旧大佛次郎茶亭(鎌倉、2023)で開催。

掲載のイメージや情報は発売前のリリース情報に基づいて制作する場合があり現物と異なる際は現物を優先させて頂きます。

こちらはShelfのオンラインストアのページです。実店舗の在庫、扱い商品については店舗へ直接お問い合わせください。