アメリカ人フォトグラファーのヴァレリー・フィリップスが1991年から1992年にかけての20ヶ月に渡り、イギリスのバンド、マニック・ストリート・プリーチャーズを撮った写真を集めた写真集。写真家、被写体のそれぞれがまだキャリアをスタートさせたばかりの瑞々しく激しいエネルギーが感じられる、今となっては貴重な写真の数々が収められている。2000部限定。 222p 25x20cm ソフトカバー 2024English
「それから20ヶ月間、ヴァレリーは一緒に汗臭い小さなクラブを周り、楽屋でぶらぶらし、ベッド&ブレックファストに泊まり、デビュー・アルバムを作り、『THEME FROM MASH』のビデオ撮影で最高潮に達した。ヴァレリーはカルチャー、疎外感、退屈、絶望を間近で見た。この間、彼女はウェールズのテラスハウスから最初のトップ10ヒットになるまで、私たちの成長のあらゆる要素を優雅さと才能、そしてバンドのダイナミクスに対する天性の理解で記録した。これらの写真は啓示的であり、とても喚起的だ。ヘアスプレーの匂いもアルコールの味もする。これらは紛失したと思っていたが、見つかったのだ。私は、ヴァレリーがマニック・ストリート・プリーチャーズのあの濃密な20カ月のエネルギーとボロボロの栄光を目の当たりにしたこと、そしてさらに重要なことは、この鮮やかで美しい写真に写っている私たちの小さな歴史をとらえたことに心から感謝している。」(ニッキー・ワイアー/マニック・ストリート・プリーチャーズ)
「私がまだレコードとバンドに夢中だった駆け出しのフォトグラファーだった頃、ロンドンの音楽雑誌から、ウェールズの小さな町まで汽車で行き、マニック・ストリート・プリーチャーズの写真を撮ってくるように頼まれた。彼らの曲『MOTOWN JUNK』を聴いたことがあって、大好きだった。1991年の3月、私はお気に入りの新しい出版社『ヴォックス』で働き始めることになり、とてもわくわくしていた。その時私は自分の撮りたい写真の撮り方がまだわかっていなかった。だから私はそれを作り上げたのだ。あの日。美しいマニックスと。私たちはそれぞれが駆け出しの、すべてを消費する小さな世界にいた。そして今、その世界がぶつかり合った。」「そのバンドは激しく、全力投球だった。次になにが起きるか全くわからなかったし、それ以外に望んだことはなかった。どういうわけか私たちが築いた絆が永遠に続くのは完璧に理にかなっていた。これらの写真は物語の始まりだ。」(ヴァレリー・フィリップス)
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