ハッセルブラッド賞受賞作家であるメキシコ人写真家、グラシエラ・イトゥルビデは、ドキュメンタリーと芸術写真の分野で類まれなキャリアを持つことで知られる。詩的で深遠なアプローチで、彼女はメキシコの生活と文化の本質を巧みに捉える。本書ではアルフォンソ・モラレスの説得力ある語り口で、ロサンゼルスのイーストサイドに住むラテン系ストリートギャング 「ホワイト・フェンス 」の生活をとらえたグラシエラ・イトゥルビデの魅力に迫る。この作品は、このコミュニティの複雑さを探求し、アイデンティティと移民についての力強い考察を提供している。本書はグラシエラ・イトゥルビデの旅を通して、他に類を見ない視覚的な旅を提供するもので、彼女のアーカイブから慎重に選ばれた未公開イメージを、その歴史をよりよく理解し知識を広げる助けとなる図像や資料とともに紹介する。
1986年5月2日、『A Day in the Life of America(アメリカの一日)』という本が生まれるきっかけとなった画像が撮影された。グラシエラ・イトゥルビデは、24時間にわたってアメリカ各地の日常生活を記録する写真家チームの一員だった。彼女がタイムカプセルに投稿したのは、カリフォルニア州イースト・ロサンゼルスのボイル・ハイツ地区のアパートで撮影されたポートレートだった。その場所で彼女はメキシコ系アメリカ人のグループに迎えられた。彼女らのほとんどはホワイト・フェンス・ギャングとつながりのある耳の不自由な女性だった。この最初の出会いが、長きにわたる友情と、1986年から2019年までの33年間の断続的な1日の記録と表現するにふさわしい写真物語を構成する舞台となった。上下巻からなる本書は、イトゥルビデがアンジェリーノのホストたちを撮影したポートレートの一部と、彼らの周囲、動き、つながりを紹介している。また、アルフォンソ・モラレス・カリージョによるエッセイも収録されており、この写真シリーズの展開と、それが最終的に伝える歴史的背景、すなわちリオ・グランデ以北のメキシコ系コミュニティの形成と存続について解説している。(publisher's description)2冊セット。146p 33x25cm 96photo ハードカバー、48p 33x25cm 36photo ソフトカバー 2024 English
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