1990年代前半から写真作品の制作を開始し、近年では映像、コラージュ、アートブック、ドローイングなどのメディアを用いて創作の幅を広げる金村修が、中国のoristudioとのコラボレーションにより制作したアーティストブック。
かつて存在したものの痕跡によって描かれた屹立する廃墟の風景は、今なお存在するもの、そしてこれからも存在し続けるものの本質を暴き出す。この作品集『GateHack Eden』は、2024年9月にCAVE-AYUMI GALLERY で開催される同じタイトルの展覧会に合わせて出版された。本書は写真、ドローイング、フィルムのスチールを何百枚も積み重ねたひとつのまとまりとして始まり、それを1,000の均一の断片に切り分け、写真家・金村修の実践を実体化にしたもので、一冊一冊がこの大きな存在のひとつの断片なのだ。金村は、使用される媒体は痕跡や断片の集積によって形成され、対象の再現という実用性から解放された時点でその本質が明らかになるのだ、と説明する。新たに形成された遠景 (distance) から立ち上がる巨大な建造物 (edifice) のように、本来の意図から切り離されたイメージは、金村自身が築いた思考体系(edifice)と並走する。(publisher's description) 限定950部 1648p 12x8x16cm 2024 English*表紙イメージは1点ごとに異なります。
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