本書はアメリカ合衆国の包括的な写真史ではなく、マグナムのアーカイブに収められた物語を基に「アメリカとは何か?」という問いを投げかける。1940年代から現代までを10年ごとの章に分け、タイムラインや物語を中心にした個別のポートフォリオ、集団ポートフォリオを取り入れたこの本は、普通の人々や特別な出来事を並べ、国の過去と現在に対する感動的な解釈を提供しながら、その未来に対する疑問を投げかける。この広範な出版物には、ブルース・デイヴィットソン、ウェイン・ミラー、イヴ・アーノルド、マーティン・パー、アレッサンドラ・サンギネッティ、ビエケ・デポーター、ポール・フスコ、スーザン・メイセラス、サビハ・チメン、レオナルド・フリードなどの写真家による600点以上の写真が掲載されている。編集はマグナムの写真家ピーター・ヴァン・アクトマールとローラ・ウェクスラー教授が担当し、ウェクスラー教授による序文も寄稿されている。さらに、ローラン・ティルトンとテイラー・アーノルドによる計算分析とデータビジュアライゼーションが、アメリカ合衆国の神話と謎を解き明かす手助けをしている。マグナムの写真家たちが得意とする豊かな写真表現と、知的で洞察力に富んだ執筆陣が、息をのむようなスケールで豊かに描きだす本書は、アメリカ現代史のドキュメントに不可欠な貢献であり画期的な写真集である。(publisher's description)472p 35x29cm ハードカバー 2024 English
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