2000年に出版されたマーティン・パーのヒット作『Autoportrait』の完全改訂版。デザインが一新され、表紙には「迷路」パズルが付けられ、初版以降に撮影された新しい写真が多数収められている。本書は、アナログからデジタル写真への驚くべき移行を示している。過去30年間、マーティン・パーは世界中で取材旅行を行う際に、現地のスタジオ写真家、ストリートフォトグラファーに自分のポートレートを撮ってもらったり、フォトブースで自分の肖像を撮影してきた。その成果はポートレート写真を讃える本物の作品となった。ヴィクトリア朝時代のスタジオ写真家の全盛期を彷彿とさせる精巧なスタジオセットから、デジタルで加工された写真家本人が「ミスター・ユニバース」として登場する画像、あるいは彼をお世辞で過度に修正したスタジオイメージまで多岐にわたる。写真は時系列で並べられ、パーが大陸を横断しながら年齢を重ねていく様子が追われている。パーのすべてのプロジェクトと同様、この本は単にユーモラスであるだけでなく、フレームの外の世界に対するコメントも含まれている。国々の間の文化的な違いだけでなく、より広範な社会的・政治的な言及もなされている。また、自己とアイデンティティに対する反映があり、写真ポートレートの概念そのものを問い直している。名門のマグナムフォト・エージェンシーのメンバーであるマーティン・パーは、イギリスで最もよく知られた現代写真家である。現代生活の素晴らしい風刺家として認識され、彼の写真は世界中の書籍、新聞、雑誌に掲載され、すべての大陸の主要なギャラリーで展示されてきた。彼のプロジェクト『Common Sense』は、世界中の40以上の会場で同時に展示された。写真に加えて、パーは尊敬される映画製作者でもあり、評価の高いドキュメンタリー『Think of England』はBBCテレビで放送された。2014年にはMultistoryからの委託を受けて制作された、ブラックカントリーでの生活を描いた4本の映画を完成させた。ブラックカ
ントリーの写真の大規模な展示会も開催され、作品集『Black Country Stories』が出版された。（publisher's Description）144p 16x11cm 89photo ハードカバー 2016 English
掲載のイメージや情報は発売前のリリース情報に基づいて制作する場合があり現物と異なる際は現物を優先させて頂きます。
こちらはShelfのオンラインストアのページです。実店舗の在庫、扱い商品については店舗へ直接お問い合わせください。
